映画「ミラノ、愛に生きる」ミラノの裕福なレッキ家の家長は引退を決意し、会社の実権を息子・タンクレディと孫のエドアルド・Jrに譲った。エドは親友でシェフのアントニオとともに、郊外にレストランをオープンする計画を立てている。タンクレディの妻・エンマは、旧ソ連生まれ、必死でイタリア語を覚え、息子たちを育てあげミラノの上流階級の生活に馴染もうと努力し、それなりに満足した生活を送っていた。しかし、居場所のない疎外感はぬぐえなかった。本当の自分を取り戻すために彼女がしたことは…。 久しぶりにリニューアルしたBunkamuraル・シネマにて。 さて、この映画のストーリーですが、一般的には批判を浴びる主人公の生き方ですが、裕福な上流階級の家に嫁いだがゆえの「自己の抑制」とその抑制ゆえにその反動で胸の奥にしまい込まれていたものがいっきに弾ける「自己の開放」を描いています。 ふとすればこういった性質のストーリーだととかく単調になりがちですが、とにかく映像と音楽の使い方がとても上手く、それだけで臨場感が伝わります。 そして出演者の表情での演技。 イタリアの上流階級の威厳みたいなものも垣間見られ、それなりに見応えはありました。 久しく映画も観に行っていなかったけれど、やはり映画はいいですね。
by crescent28
| 2012-01-31 22:23
| 映画・DVD
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プロフィール
【クレッセント】
東京都内在住 趣味:読書、映画鑑賞、旅行 はまっていること:ピラティス、スピリチュアル、癒し系 性格:好奇心旺盛で、こうと決めたら突っ走る猪突猛進タイプ。 カテゴリ
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