風を感じて・・・

映画「17歳の肖像」

f0157355_18212646.jpg


1961年、ロンドン郊外で両親と暮らす16歳のジェニーは、オックスフォード大学入学を目指して勉強に励んでいた。ある雨の日、ジェニーはデイヴィッドという大人の男性と出会い、音楽会や食事に誘われる。ジェニーの両親をうまく説得し、彼女を連れ出したデイヴィッドは、友人のダニーとその恋人ヘレンらと引き合わせ、ジェニーに大人の世界を教えて行く。だんだんと彼への恋を募らせていくジェニーだが、学校で噂になり…。

17歳を目前にした女子高生といえば、子供と大人の間で微妙に揺れ動く年ごろではないだろうか。
大人の世界に憧れ、背伸びしたくなるような・・。
ジェニーも同様である。
オックスフォード大学を目指す優秀で早熟なジェニーが年上のデイヴィットと出会い、どこか危険な匂いのするデイヴィットに音楽会やオークション、ジャズクラブ、ギャンブルを教えてもらう。平凡で退屈な彼女の毎日が突然、新鮮で刺激的な世界に。
そして自分が大人なのだと勘違いしてしまうことによって、同級生や両親、教師なども見下してしまう。必死に勉強をして、オックスフォード大学に進学しても待っているのは冴えない教師たちのように退屈な毎日ではないかと思い込む。何のために勉強するのか、勉強して何になるのか。
しかし、現実はそんなに甘くはなかった。デイヴィッドに裏切られ、深く傷つくジェニーだが、自らの愚かさと人生にショートカットはないのだということに気づき、前へと進む彼女の姿はとても凛々しい。また、傷ついた娘に話かける父親、クールだが愛情溢れた女性教師とのやりとりがとても印象的であった。

ジェニーを演じたキャリー・マリガンの存在感は素晴らしい。制服姿はあどけなさの残る17歳であるが、背伸びしてドレスアップして髪をあげるととても魅力的なレディーである。まるでオードリー・ヘプバーンを思わせるような。そして17歳の揺れ動く心情を見事に表現している。

「教育」というのがこの映画の原題だそう。
教科書だけでは学べない人生の現実を体験することによって、大きく成長したジェニーの姿がとても眩しく微笑ましい。
by crescent28 | 2010-05-01 18:56 | 映画・DVD
<< ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャ... 心地のよい風 >>



真帆片帆、どんな状況でも風をしっかりと感じて、毎日を前向きに生きていけたら、と思っています。日々の暮らしの中での思ったことや感じたこと、私のおすすめを紹介していきます。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
プロフィール
【クレッセント】
東京都内在住
趣味:読書、映画鑑賞、旅行
はまっていること:ピラティス、スピリチュアル、癒し系
性格:好奇心旺盛で、こうと決めたら突っ走る猪突猛進タイプ。
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧