映画「ジュリー&ジュリア」1949年、ジュリア(メリル・ストリープ)は外交官の夫の転勤でパリにやって来る。そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)はジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。 今から50年前、フランス料理を一般家庭でも作れるようにと524にもおよぶレシビを載せた本を出版して「食卓の革命家」として話題となり、テレビの綾里番組にも出演するようになった伝説の料理研究家、ジュリア・チャイルド。また、そんな彼女に影響を受け、彼女の料理本に載っている524のレシピを一年間で制覇すべく毎日料理に励み、それをブログに掲載して話題となった現代の冴えないOLジュリー・パウエル。この時代も世代も違う二人の女性のドラマを見事にシンクロさせて描いている。 ジュリア・チャイルドを演じるメリル・ストリープが素晴らしい。 多少オーバーに演じているが、それがまた陽気でおおらかでポジティブなジュリアの人柄を良く表している。特にコルドン・ブルーで料理修行をするシーンがとても笑える。負けず嫌いで、意地になって玉ねぎを刻む彼女はとても可愛らしく、愛すべきキャラクターである。メリル・ストリープが役を作り込んで演じており、すごい存在感があるのに対し、エイミー・アダムスはとても自然体である。また、二人を応援して支えるそれぞれの夫が素敵。やはり、女性のやりたいことを理解して応援してくれる男性というのは魅力的である。 もちろん、この映画には数々のお料理が登場し、「ボナペティ!」というジュリアの一言に思わずつばを飲み込んでしまう。お料理というしあわせの象徴に加えて、料理を題材に二人の女性の目標に向けて困難を乗り越えていくサクセスストーリーは、観る女性に元気を与えてくれる。 観終わった後に、美味しい物が食べたくなるのは必須である。
by crescent28
| 2009-12-30 21:51
| 映画・DVD
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プロフィール
【クレッセント】
東京都内在住 趣味:読書、映画鑑賞、旅行 はまっていること:ピラティス、スピリチュアル、癒し系 性格:好奇心旺盛で、こうと決めたら突っ走る猪突猛進タイプ。 カテゴリ
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